Aライン|マンディブラリスフタマタ原名亜種の初飼育

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どうも、こんにちは。Hachiです。

この度マンディブラリスフタマタクワガタを購入したので、飼育記録を書かせていただきます。

マンディは僕が幼少期1番好きだったクワガタです。

なんといっても大顎がすらっと長いスタイルの良さ、高級感ある赤褐色なボディに魅了されていました。

いつかは飼おうとは決めていたのですが今回の機会にブリードを始めます。

メジャーなクワガタのほとんどは『飼育下>>野外サイズ』なのにマンディをはじめとするフタマタはまだまだ野外サイズの方が大きく、研究のしがいがあります。彼らにとって市販の飼育用品は最も好むものではないのかもしれません。

雌雄産地サイズ羽化確認日累代
インドネシア カリマンタン島(ボルネオ) 南カリマンタン産90.2mm2024年12月上旬羽化WF7
インドネシア カリマンタン島(ボルネオ) 南カリマンタン産44.1mm2024年11月中旬羽化WF7
2025年2月13日購入
hachi

フタマタはF4くらいから累代障害の可能性が高まるようだが、この個体はどうだろう。今回は不全を覚悟してF8に挑戦してみようと思う。

ヤフオクで出てる赤マンディはマレーシア サバ産が多いように思いますが、サバと南カリマンタンは東京から札幌間くらい距離があります。ある程度形質も変わってくるのでしょうか。

南カリマンタン州の広さは九州地方よりやや大きいくらいのようです。

目次

0.休眠期間 2025.2.13

とりあえずこの個体は休眠期間中なので

・柔らかめの産卵材を用意し、バクテリア材化する。

原名亜種はスマトラ亜種よりもやや小型ですが、それでも野外レコードは112mmに達するとか。

飼育でこれくらいのサイズを出してみたいものです。

hachi

購入の2日後の2/15に確認したところ♀は後食はしてそう。
♂もゼリーが減ってるような。

よく寝かせるために、ワインセラーで17℃まで下げて管理をしました。

マンディについて集めた飼育情報メモ

マンディについて調べた内容を列挙してみます。

正直、食い違う内容も多くフタマタ系の飼育は未だ確立していないと思われます。

飼育メモ
  • 原名亜種はスマトラ亜種より多産?
  • 幼虫のマット交換時は深い穴を掘る必要があり→うまく潜れないと地上生活者になる
  • マット交換後ストレスで痩せる
  • 産卵は高め25~27度
  • クワガタ発酵マット(北斗恵栽園)が有効
  • 初令の成長スピードが遅い
  • 菌糸に適合する個体とそうでない個体がいる
  • 菌糸を使うならブナ100%
hachi

ネット以外だとKUWATAで購入したKUWATAで入手したBEKUWA87号、66号を参考にした。

個人的にはマンディを飼育するならBEKUWA66号、87号があれば十分だと思います。

66号は原名亜種の飼育法、87号はフタマタクワガタ全般の飼育法が載っています。

hachi

BEKUWA66号は情報量が多くてお気に入り

ペアリング 2025.4.12

顎縛りをして、1週間ほど同居させます。

今の気温が大体23℃くらいなので保温性の高い段ボール箱の中に入れて暗室にしました。

フタマタは転倒防止に鉢底ネットを使うと勝手に顎を挟んで折れてしまうことがあるため、バーク材がいいでしょう。

以前、フォルスターフタマタで鉢底ネットを入れて挟んでしまい顎が折れてしまったことがあります。

餌はプロゼリーを使用しています。

1.産卵セットを作る 2025.4.14

天然ブナカワラ材を使いたいところですが、まだまだ寿命が長そうなので出し惜しみします。

天然ブナカワラ材は最終兵器に残しておきます。

ステインヘイルの時に使えなかった材をバクテリア化して使います。この材はなんだかんだ買ってから8ヶ月経過してます。

  • 床:エクストリームマット
  • A:柔らかめナラ材 大(バクテリア化) 1本
  • B:やや硬めナラ材 中(バクテリア化) 1本
  • C:やや硬めナラ材 中(バクテリア化) 1本→これは冷凍解凍をした。
  • D:廃・植菌カワラ材 小(バクテリア化)1本
  • E:廃・植菌カワラ材 小(バクテリア化)1本
  • F:廃・植菌カワラ材 小1本

↑バクテリア化は余っていた「黒土+Nマット」を使っていた

hachi

数ヶ月経っても反応しない材があるようなら味の素を使ってみたい

温度は日中が25℃まで上がり、夜は22℃まで下がります。湿度は50%前後です。

左からA,D,C

濃厚タンパクゼリーはよく食べてますね。

このケースは通気が良くて、材産み系にいいかも

オスメスを1週間同居させましたが、メイトガードは初日以外見られませんでした。

むしろ♂が♀の邪魔をします。

そんな中、♂を取り出そうとすると齧り跡を見つけました。

2025年4月21日 マットの色がココア色なので埋め込み跡がわかりやすい A材はその他遊び齧りも見られた。

A材から卵を見つけました。角栓とりを使って潰さないように慎重に取り出します。

hachi

A材は加水せずに乾燥気味の「黒土+Nマット」に1ヶ月埋めてたやつ
産卵セット時は表面を霧吹きで5回くらい吹いた
これで産むならあんまり加水いらない説あるな

やや楕円形ですが卵の色は良さそうです。

材産み系で失敗続きだったため、久々に感動してます。

一旦プリカで管理します。孵化するようなら有精卵ですね。

2025年4月27日D材から1個
2025年4月27日 E材から1個

産卵まとめ

種類特徴水分量産卵数
Aナラ柔らかめ乾燥気味1
Bナラやや硬め乾燥気味
Cナラやや硬め多い
D廃・植菌カワラ材柔らかめ乾燥気味1
E廃・植菌カワラ材柔め・皮膜あり・ブニョブニョ多い1
F廃・植菌カワラ材柔らかめ・カビたので削った多い

2.初~2令幼虫の管理 2025.

  • 栄養フレークEX
  • DOS 生オガ発酵 高カロリーオオクワマット 20L

3.3令幼虫の管理 2025.

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この記事を書いた人

20代
マルバネを中心にブリードをしています。

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