第2期|ヤエヤママルバネクワガタ 西表島大見謝産 飼育記録

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どうも、こんにちは。Hachiです。

今回は、【第2期】ヤエヤママルバネクワガタ西表島大見謝産の産卵セットを組んでいきます。

これまで何回かヤエマルは飼育してきましたが、複数ペア羽化させたのが今回が初めてなので血統を絶やさぬよう大切にブリードしていきたいです。

第1期の記事↓

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種親紹介

雌雄個体識別名産地サイズ羽化確認日累代
IY(2)015西表島大見謝60.2mm2024.9.22CBF2
IY(2)010西表島大見謝47.6mm2024.9.20CBF2
引用:https://www.town.taketomi.lg.jp/about/iriomote/
hachi

大見謝。西表島としては北部に位置する。いろいろなショップを見るがなかなか見かけないレア産地。

♂は今期一番大きかった60mmUPの個体を種親にしました。♀も2番目くらいには大きい個体を選出。羽化時期も似通ってます。

目次

飼育計画

今までのマルバネ飼育経験を生かして、65ミリoverの大歯個体を目指します。

羽化用の容器は♂は1900砂糖入れ、♀は1400ボトルに投入し底面積をなるべく広めに取ります。

基本的には常温飼育で室温が27℃を超えるようならエアコンで25℃まで下げます。

国産マルバネは季節感がないと羽化ずれが発生するようで夏冬で温度差はつけます。

三令以降のより大きな♂♀は低温ワインセラーに入れて18℃管理をして3年1化を目指します。

1.ペアリング・産卵セット 
2024年10月25日
1日~2日ごとに産卵セットを暴き、卵で回収する
2.幼虫割出し
2025年2月~3月
個別飼育組・多頭飼育組で分ける
3.多頭飼育組を個別飼育に切り替え+低温組を作る
2025年6月上旬
4.2年1化組 最後のマット交換
2025年12月下旬
5.2年1化組 羽化予定
2026年9月下旬
主に使用する飼育用品

全体

  • ワインセラー ルフィエール C24SL(コンプレッサー式)
  • 1.9L 砂糖入れ
  • 1400クリアボトル

産卵セット

  • 中ケース
  • 自作マルバネマット
  • L3マット
  • プロゼリー
  • 転倒防止剤 鉢底網

初・二令初期幼虫飼育

  • 自作マルバネマット
  • 微粒子カブトマット
  • カブトマットA

二・三令幼虫飼育

  • カブトマットA

リンク

参考:BEKUWA78号、月刊むし日本のマルバネクワガタ

1.ペアリング・産卵セット

hachi

このオスは前胸背板が特に赤い。一瞬赤レギウスみたい

使用マット11.2~【自作マルバネマット】11.20~【L3マット】
温度基本26度(24~26度)
水分量普通(安定感を重視し、いつもより加水しすぎないように)→11.2~多め
初回セット日2024.10.25
hachi

自作マルバネマットはアマミマルバネに使う予定だったが、ヤエマルに使用。熟成期間は40日程度。
産卵セットを組むときは追加でかなり加水した。

↓自作マルバネマットの作成方法はこちら

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産卵の経過

日付産卵数ケース温度/湿度
2024.11.20(マット変更)
2024.11.69(正常)+1(割卵)23°/44%
2024.11.710(正常)22°/34%
2024.11.101(正常)23°/36%
2024.11.169(正常)24°/51%
2024.11.204(正常)マット変更24°/26%
2024.11.2420(正常)22°/33%
2024.11.2530(正常)21°/36%
2024.11.277(正常)♀死亡 22°/57%
計90
hachi

11.2時点でオスは成熟しているはずだが、メスがどうも産卵行動をしない。同居にした。
メスの方が先に羽化したはずなのに、なぜだ。

11/6で初めて産卵を確認。9個+1(異常)を採卵することができました。

♀が産卵行動をしたため、このタイミングで♂を隔離します。

hachi

繭割個体は後食のタイミングが難しい。タイミングを合わせるため、オスメスを同居させたほうがいいかも。大きめの容器なら喧嘩は避けられそう。

仕事を終えたようにマット上に上がってきた♀
hachi

この♀は同居してる方がよく産むんだが。
毎回仲睦まじい笑

1日に30個採卵

2024.11.25にたった1日で30個採卵できました。

使用マットは変わらずL3ですが、おそらくこれは熟成度が上がったため、♀が好むようになったためかと思います。

最初にL3を購入してから2ヶ月経過してますが茶色から焦げ茶色に変化がみられたため、やはり熟成度が大事ですね。

2024.11.27 ♂♀死亡

繭割個体で羽化から68日の命でした。産卵行動に移るまでは47日かかりました。

2.幼虫割出し 2025.2.18

2025年2月中旬ごろ、プリンカップ等で管理していた幼虫を割り出しました。

この時点では初令がほとんどで完全にタイミングをミスってしまいました。

本来なら2令で割り出すのがベストですね。

アマミマルバネが採卵から120日で二令になるのでこの場合3月下旬ごろに割り出すのが理想でした。

2齢幼虫を確認 2025.3.25

hachi

この時継ぎ足したマットは「微粒子カブトマット」を使っているが、このマットは熟度が浅く、多分マルバネには不向きだと思う。次回以降は「カブトマットA」を使用します。

上:微粒子カブトマット
下:カブトマットA
ともにドルクス佐賀製

マルバネやツヤの場合は、無添加もしくは低添加で焦茶色にになっているマットが理想ですね。

3.多頭飼育組を個別飼育に切り替え+低温組を作る

4.2年1化組 最後のマット交換

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この記事を書いた人

20代
マルバネを中心にブリードをしています。

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