【激レア産地】アチェ・ジャント産リノケロスフタマタ 飼育記録

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どうも、こんにちは。Hachiです。

目次

前書き アチェ北部産リノケロスについて

リノケロスフタマタ・スマトラ亜種はパダンより南のスマトラ島中南部が主な生息地で「北スマトラ州」では見つかっておらず、アチェ州ジャントで飛び地的に生息しているとのことです。

「ベンクール州」「クリンチ山」のスマトラリノケロスの野外品は結構入荷するのですが今回累代するのは「アチェ北部ジャント産」でとりわけ希少な個体になります。

有名な個人採集家の方からやっとこのことで入手できました。

希少産地ということもあって、数万円~数十万円で取引されています。

「アチェ北部ジャント産」の特徴は最大内歯の位置が中央寄りになるとのことです。

スマトラ亜種(H.r.chaudoiri)に分類されますが上記の違いから新種として分類される可能性を秘めています。

また、アチェ産はSNSなどを見ているとマンディブラリス原名亜種のような赤い個体が多いように思います。

ベンクール産でも赤くなるようですが売っているのを見たことないです。

スマトラ亜種は顎が湾曲する基本型(バロン型)真っ直ぐに伸びるhansi型(ガルーダ型)の2つのタイプがあると言われています。

アチェ地域でもhansi型は確認されているようなので羽化する可能性はあります。

種親紹介(Hexarthrius. rhinoceros. chaudoiri?)

雌雄産地サイズ累代
インドネシア スマトラ島アチェ州最北部ジャント産 標高900m54mmWD
インドネシア スマトラ島アチェ州最北部ジャント産 標高900m36mmWD
2025年6月25日 某個人採集家の方から購入
♂B品 非常に元気だがベロが出てふせつがけしている
♀ 少々軽いような

正直僕はフタマタの♀の同定ができないのですがちくっとするような棘がないのでセアカではなさそうです。

アチェにマンディブラリスは生息していないので大丈夫そうでしょうか。

飼育計画

目標

複数ペア羽化させ、90mmを超える個体を作出します。

元々材産み傾向の強い種類ですからクリアボトルにマットを入れる際はとにかく固く詰めます。合わせて居食い状態にさせるため、マットの穴は深く大きめに開けます。

初齢~2齢はあまり温度は下げずに20℃~24℃で、3齢からは個体を選別し18℃以下にするように心がけます。

1.ペアリング・産卵セット 
2025年6月27日
ゼリー交換以外は様子を見る。
2.幼虫回収・1本目450プリカ投入
2025年11月下旬
温度は20~23℃をキープする
3.マット2本目
2026年3月下旬
♂1400ボトル・♀800ボトルに投入
温度は18℃まで下げるようにする
4.マット3本目
18℃キープ
2026年7月下旬
1番大きい♂は1.9Lor小ケースに入れる。
主に使用する飼育用品

全体

  • ワインセラー ルフィエール C24SL コンプレッサー式
  • 中ケース

産卵セット

  • ブリーダーズ・ファーム 濃厚タンパクゼリー
  • 産卵木
  • カブトマットA

幼虫飼育(予定)

  • 北斗恵栽園クワガタ発酵マット
  • KBファーム AG菌糸

リンク

参考:
BEKUWA66号
BEKUWA87号

1.ペアリング 2025.6.27~7.7

ゴムは歯列矯正用を使用した。

ハンドペアリングを試みましたが♀が逃げてしまうため、同居させます。

♂はやる気マンマンなんですけどね。

かなり小型の♂なので顎縛りはゴムでやります。

フタマタの顎は意外と脆くて結束バンドなどですと顎が欠けてしまうリスクがあります。

1回目 産卵セット 2025.6.30~7.26

とりあえず中ケースに軽めのナラ材を4本セットします。

アチェリノケロスの幼虫はたくさん欲しいのであと2本くらいは追加したいところです。

「卵で割り出し」と「幼虫回収」で悩むところですが、一旦「幼虫回収」にします。

一気にフタマタ種が増えたため、ラベル管理はより正確にやっていきたいです。

途中埋め戻しがあるかどうかの時確認します。

1ヶ月経ちましたが齧りこそあったものの、埋め戻しは確認できませんでした。

2回目:産卵セット 2025.7.27~

一度、材をすべて取り出し、土や白カビをたわしで擦り落としました。その後、マットはカブトマットAに変更し、濡れた材にマットをこれもかというほど擦り付けました。

材はカビを警戒して、最初は半分埋めた状態にしました。

セットを組んで三日目にあっさり産卵 2025.7.30

青カビが発生していないか確認のため、のぞいたら齧ってました。木屑を取り除いていくと卵を発見。

再セットから3日であっさり卵を回収できました。

どうやら材に加水しなおしたのが効いたみたいです。

同居は10日間行い、ペアリングとメイトガードを確認できたため、♂を取り出しました。

2025.8.20 採卵 色が少し悪い

2.幼虫割り出し 1本目 2025.11.25

今回は北斗恵栽園クワガタ発酵マットを使っていきます。

DOSの生オガオオクワマットも検討しましたが餌慣れが必要みたいで、WF1には少しリスクが高いように思い外しました。

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この記事を書いた人

20代
マルバネを中心にブリードをしています。

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