神奈川県鎌倉産|低地系ミヤマクワガタをワインセラーで飼育してみる

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こんにちは、Hachiです。

今回は国産ミヤマクワガタの飼育です。

ミヤマは過去3回挑戦してますがいずれも失敗しています。

現在はワインセラーを導入しており18℃設定が可能のため、4回目の挑戦になります。

2019年8月鎌倉産ミヤマ12個ほど産卵するも孵化せずクーラボックス管理で温度にムラが出てしまった。
2022年7月奥多摩産ミヤマ15個ほど産卵するも、全て羽化不全。クーラボックス管理で温度にムラが出てしまった。
2024年8月茨城県産ミヤマ10個産卵するも幼虫は残り1頭のみ1頭だけ夏場に冷蔵庫に入れたため順調に育っている。
目次

前書き 鎌倉のミヤマクワガタ採集について

鎌倉ミヤマの採集難易度はやや高めです。

鎌倉中央公園や源氏山、天園ハイキングコース、北鎌倉にも生息はしていると思われますが、崖が多い地形でルッキングできそうなポイントはほぼありません。

大仏ハイキングコース ミヤマが生息できそうな環境だがルッキングは非効率

鎌倉市に隣接する「横浜自然観察の森」等の円海山地域にも生息しているようですがこちらは採集禁止となっています。

ルッキング採集がほぼできないため、LED以外の街灯を探すことになります。

また、神奈川県産低地ミヤマは全体的に小型で70mmくらいが上限だと思います。

飼育でもほどんどが1年1化になり、大型化しにくいです。

ちなみに鎌倉では今まで以下の種類を採集したことがあります。

カブトムシ・ノコギリクワガタ・コクワガタ・ミヤマクワガタ・ヒラタクワガタ(♂)

1990年代まではオオクワガタも生息していたようですが、現在は記録がなく仮に採集できたとしても天然個体かどうかの確証が持てないですね。

スジクワガタやネブトクワガタはいるかどうかわからないですね。

2019年6月22日 標高70mでライト採集したミヤマクワガタ鎌倉産
2025年7月1日 ライトに飛来した極小ヒラタクワガタ 鎌倉産

種親紹介

雌雄産地サイズ累代
WD
神奈川県鎌倉市 32.5mmWD
2025年6月22日5時 街灯採集
hachi

まぁ20頭くらい取れればいいかな

飼育計画

目標

WILD個体から累代し、70mm以上を目指す

1.産卵セット 
2025年6月23日
ゼリー交換以外は様子を見る。採卵し5頭/800プリカで管理する。
2.幼虫回収→個別飼育へ
2025年9月下旬
二齢幼虫回収→個別飼育へ450プリカに1頭ずつ管理
3.個別飼育マット交換1回目
2025年11月下旬
♂♀判別し、♂は800ボトルへ
主に使用する飼育用品

産卵セット

  • プロゼリー
  • BMS 黒土
  • エクストリームマット
  • 小ケース

幼虫飼育

  • カブトマットA
  • MDクワガタマットプロEX

リンク

参考:
BEKUWA

1.産卵セット 2025.6.23

産卵マットはオーソドックスに黒土と完熟系のマットを1:1で混ぜて加水しました。

詰め方はTOPGUN流の斜めに固詰し、残りの部分はやわらかめに詰めました。

斜めに固詰する
残りの部分は柔らかめに詰める

あとは転倒防止のバーク材とプロゼリーを入れます。

発生初期の個体ですが持ち腹を期待して♀のみ産卵セットに投入します。

ミヤマクワガタで♀殺しにあったことがあるため、♀のみ投入した方がいいでしょう。

テキトーなセットですがまぁ低温にしておけば産むかなと思ってます。

2025.7.29 卵10個回収

18℃のワインセラーに入れていたのですがなかなか産みませんでした。

そこでエアコンで20~21℃管理に切り替えました。

斜め固詰めはやめて、底面のみ固詰めし、あとは手で軽く押さえるくらいにしました。

交尾済でない可能性も考え、半ば諦めていましたが7月下旬に無事産卵を確認できました。

とりあえず10個確保できました。

200プリカに5個ずつ卵を管理します。

管理用のマットはカブトマットAです。

ミヤマはこれまで卵は取れても孵化せず失敗することが多かったため、管理には十分注意します。

これまでの失敗はおそらく温度管理なので21~23℃をキープできるようエアコンの近くに置いておきます。

♀はまだまだ元気そうなのであと1ヶ月くらいセットした後、取り出そうと思います。

2025.8.16 孵化を確認

2025年8月18日に♀の死亡を確認しました。どうやらボーベリア菌にやられてしまったようです。卵は追加2個回収し、計12個です。

累代にはちょっと不安が残るような数ですね。

2.幼虫飼育

2025.8.21 幼虫を多頭飼育へ

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この記事を書いた人

20代
マルバネを中心にブリードをしています。

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